通勤快読ブックレビュー

電車の中は誰にも邪魔をされない私だけの図書館。何かいい本はないかとお探しのあなたのために。

リバース 【湊かなえ】 (2015)

【あらすじ】

深瀬和久は平凡なサラリーマン。自宅の近所にある「クローバー・コーヒー」に通うことが唯一の楽しみである。ある日、深瀬はそこで越智美穂子という女性に出会う。彼女と付き合うようになり、淡々とした日々が急に華やぎ始めた矢先、美穂子にある告発文が届く。「深瀬和久は人殺しだ」。深瀬は悩み、遂にあの日の事を打ち明ける決心をする・・・。

【感想など】

まさに今、現在進行形でTV連続ドラマとして放映されていますが、小説とドラマではストーリーや登場人物に若干の違いがあるので、小説のほうの読後感を書きます。

ご本人が「あとがき」で、「編集部からの要望もあり、最後の一行が書きたかったために執筆した小説」というようなことを言われており、確かに、最後の一行のインパクトは非常に大きく、それまでモヤモヤしていたものがその一行でスパッと「ああ、そういうことだったのか!」と明白になる、という絶大な効果を持つ一行であることに間違いはありません。

しかし、個人的には、ちょっと納得できないというか、絶大な効果を持つ一行ではあるのですが、同時に、絶大な不幸が待っていることが明白になる一行なんですよね。このストーリーの結末の付け方、ストーリー終了後の(負の)余韻というのは、自分にとっては非常に気持ちが悪く、いい印象であるとは言えませんね・・・。

皆さんの感想も、ぜひお聞きしてみたいです。

【評価】

★★✩✩✩

【映像化】

TVドラマでは、主人公の深瀬和久を藤原竜也さん、ヒロインの越智美穂子を戸田恵梨香さんが演じられています。原作を読んだ感じではもう少し若目の印象なのですが、ドラマをみた感じでは、それほど違和感はないですね。

問題の結末をドラマではどのようにつけるのか、楽しみに見てみたいと思います。

 


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